RMPC研究会を設立しました

目的 

 リサイクル材料及びリサイクル材料を用いたプレキャストコンクリート製品の普及とその品質向上を図り、資源循環型社会の構築に貢献すること

 

RMPC研究会 設立趣旨

 建設業は、これまでインフラコンストラクション整備に大きな役割を果たし、日本の近代化、アメニティーの創出に貢献してきました。近年では、そのキャパシティーの大きさから、廃棄物のリサイクルにおいて力を発揮し、わが国の循環型社会の構築にも大きな貢献をしています。
例えば、セメント会社は、年間2500万トンの廃棄物の受け入れを行っております。この量は、わが国で最終埋立て処分される量に匹敵します。また、道路メーカーは、コンクリートやアスファルトなどの建設廃材を有効利用しています。さらにプレキャストコンクリート製品(二次製品)業界は、一般廃棄物溶融スラグなど無機系廃棄物のリサイクルが可能な産業です。
 
 本研究会設立の目的は、大学、中間処理業、道路建設業、砕石業、コンクリート製品製造業など、これまでは連携されていなかった異業種を一体化し、ベクトルの方向を一元化することにより循環型社会の構築への貢献をより強固なものにすることです。とくに宮城大学を中心に、大学のシーズの活用、学会などの最先端の情報・技術の取得が期待でき、これまでになかった組織となります。現在の参画予定会社は、東北地方にとどまらず、岐阜、福井県など、全国的なものになっております。
 
 本研究会の当面の研究課題は、先の国会(1月25日:加藤修一議員)で質問があった「再生骨材コンクリートの利活用促進」について実証するもので、このテーマは、既に、東北地方整備局の協力得ながらフィールド試験を行っている最先端の技術です。
 多くの方々に本研究会にご参画いただき、今後の再生骨材コンクリートの利活用促進を図ることを目指します。

 

◆RMPC研究会パンフレットはこちらから

リサイクル材料プレキャストコンクリート製品研究会.pdfダウンロード